ふつうとは何かを考える本
もくじ
普通ってなんですか?
〔普通(ふつう)〕 Googleより
いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。
どのくらいの割合であれば、ありふれたもの、と言えるでしょうか。半分を超えていたら十分でしょうか。
アメリカの心理学者、マズローが言う欲求5段階で言うところの3段階目である、社会的欲求が、ふつうであることによって満たされるのだとも言えます。
自分にとっては、ふつうのことが、他人にとっては、異質とも取れてしまうこともあります。
村田沙耶香さん作の【コンビニ人間】の主人公の〔ふつう〕もまたインパクトがありますね。
スキマ時間にはビジネス書を「聴く」。オーディオブックのFeBe
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コンビニ人間
2016/7/27
村田 沙耶香 (著)
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わたしは、どちらかというと、
ふつうというのは、人それぞれで良いのではないかと思う方です。
「ふつうは、朝あいさつするよね。」
ええ、そうですよね。
「ふつうは、ご飯は一日3食食べるよね。」
2食しか食べない人もいるし、まぁ今の日本のふつうというものはそうでしょうね。
「ふつうは、満月の夜には、叫びたくなるよね。」
いやならないんですけど! ふつうじゃないんですけど!?
と、ふつうなら、あるいは大抵の人は、そういう反応をするのではないかなと思います。
でも、ふつうの恐ろしいところは、ふつうではなくても、ふつうと認められること。
ふつうに、人が動かされる。
ふつうとは、権力を持っているのですね。
ちなみに、ドイツ人は満月になると興奮するらしいのですが…参考図書はこちら↓
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EU覇権国ドイツの驚き!リアル日常
2013/9/1
新城 燐 (著)
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統計取ってあるようなことではないので、
ごく一部の方かもしれませんが。。
合理的すぎるエロスにもイメージと違ってかなり驚いたのですが!
ドイツ的にどこまでふつうなことなのでしょう。
思うに、ふつうとは、個人単位で、グループ単位で、地域単位で、
企業単位で、国単位でと、どの段階においても発生するものが、
それぞれのふつう、なのではないでしょうか。
最後に、おふざけをせずにご紹介したい本があります。
私が置かれているふつうが、いかに恵まれているか。
いかに、選択肢の無い人生を過ごすしかない方がいるか。
しっかりと噛みしめて、読みました。
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裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち
2017/2/1
上間陽子 (著), 岡本尚文 (写真)
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正しさ、というものがもしあったとしても、
この沖縄の現状に対して、今すぐに、安易な答えを出すことはできません。
どうすればいいか?ともし聞かれたら、分かりません。
でも、何をすれば良いのか、
どうしたら未来に希望が見えるかについて、考えます。
未来に希望を持つことで、もし生きていこうと思えるなら、
成長し続けることで持てる希望について、探していきたいと思います。