SWOT分析に繋げる新聞記事の例『ファミマのコインランドリー事業参入』
レンタルサイクルの導入やフィットネスの併設など、多様性を見せるコンビニ業界。どこまで「便利」を加速させられるのでしょうか?
「ファミマのコインランドリー事業参入」をSWOT分析に繋げる
(日経新聞11月24日より)
ファミマのコインランドリー事業参入について、SWOT分析にどう繋げられるか考察してみます。
記事を要約すると・・・
「駐車場がある店舗を中心にコインランドリー付きの店舗を、2019年までに500店の展開する目標。集客を増やす狙い。」
記事をどう抜き出すか
蛍光ペンを使い、「強み(S)・弱み(W)」はみどり色で、「機会(O)・脅威(T)」はむらさき色の線を引き、記事から抜き出します。
強み(S)
・駐車場がある
・布団も洗えて、クリーニング代より安く済む
・まとめ洗いが効率的
弱み(W)
・コンビニ来店客数が伸び悩む (飽和状態になりつつある)
機会(O)
・洗濯時間を減らしたい共働き夫婦など、コインランドリーのニーズが高まる
脅威(T)
・セブンイレブンの店舗シェア自転車サービス
・コインランドリー店舗数は10年で3割増えた(増えるライバル)
更に、今回のテーマの目的となる部分と、本質が何であるかを抜き出します。
目的
集客増に繋げる
本質
時間短縮のニーズ
本質を考える~時間をどう使うか~
「時間短縮」というコンビニの本質でもあり、ターゲットのニーズでもある接点を、どのように強化すれば良いでしょうか。
ターゲットの心境はどうか
「実際に時短できているか」と、「満足感」は違うことがあります。「時間短縮という実益」が「わざわざ持っていくのが面倒」という心境に傾かないために、更に相性が良いものを組み合わせられないでしょうか。
ライバルより抜き出る為には? それぞれ3案
方向性1)居心地
仮に、イートインスペースで他サービスも合わせて時間を使ってもらいたいと考えた時に、その空間の「居心地の良さ」も整えたいところ。「清潔感」は保っておきたい(保ってほしい)です。言うならば、椅子の座り心地、電源、それとWi-Fiはもっと使いやすくしてほしいな。そういえば、神保町あたりにあった「卓球」はどうなったのだろうか。
〇居心地UP案
・アロマを焚いてリフレッシュ感を出す
・マッサージチェアを設置
・仮眠スペースあり
方向性2)時短をコンボさせる
「駐車場がある店舗」ということは、「通り道に寄るコンビニ」ではなく、「呼び寄せる力」として期待するということ。「車で行くならついでに○○も持ってこよう」というものは、、、
〇時短コンボ案
・本などの中古品買取り
・むしろ、車内の脱臭サービス
・粗大ごみ回収
まとめ
「呼び寄せる」ための力をいかに発揮できるかが、今後さらにに求められそうですね。
今回は、以上です!
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