あなたの雑談力にちょっとした特殊能力「新聞社説読み比べ」を。|社説読み比べ[2017/11/7(火)]
雑談ネタをお探しのビジネスパーソンの皆さま
ちょっとした特殊能力「社説の読み比べ」なんてのは、いかがでしょうか。
新聞各社の意見が違うという部分に焦点を当てます。
もし雑談の中でお相手が「北朝鮮に圧力かけすぎじゃね?」と言ったら「もしかして朝日新聞読んでます?」と切り返せます。「毎日新聞もそんな感じになってきましたね」なんて言ったら「やるなおぬし」となる…かも。
「圧力かけなきゃね」だったら、「あれ日経新聞読みました?」と。「産経新聞もそう言ってますよね」とも。
「適正価格で米国から武器買わなきゃ」と言われたら「あれ読売新聞取ってます?」と。「でも適正価格とかいっても800億でミサイル買うとか適正かどうかわからんし!つか買うの前提だし!」とも言えます…!(これは私個人的意見でした)
※2017/11/07時点
~毎日更新中~
「社説」とは新聞や雑誌の意見・主張。読み比べれば、どの話題に注目が集まっているかわかり、時事問題にも強くなる!
大手5社(朝日、産経、毎日、日経、読売)の社説を要約します。
《記事比較》トランプ大統領来日
トランプ大統領が訪日し、安倍首相との会談で、北朝鮮問題や、対中国を見すえたインド太平洋戦略などが話題に上がりました。
新聞5社の意見が、それぞれの話題に集まります。
◇ ◆ ◇
要約の方法についてはこちらの記事にて↓
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では今日の新聞社説を要約します。
朝日新聞
日米首脳会談 中ロ巻き込む外交を
北朝鮮への圧力路線については、対話のための手段であり、そこまで繋げる粘り強い努力が両国に必要。中国については北朝鮮問題に協力し、アジア地域の混乱にならない為にもけん制しすぎは良くない。米国が露骨に兵器購入を迫ったのには驚いた。
座間の事件 救いの手をネットにも
ネットには「死にたい」という声があふれる。「助けて」の裏返しでもある。そんな人を助ける仕組みを社会全体で整えたい。活発的に行動するNPO法人「OVA」のような動きが全国に広まってほしい。
産経新聞
日米首脳会談 同盟の絆で国難突破せよ 拉致解決でも協力を進めたい
北朝鮮に対して、圧力路線の認識で一致した意味は大きい。北朝鮮への日本の独自制裁も、米国からの兵器輸入も、ちゃんと実施すべきだ。拉致問題には両者協力してなんとか解決に繋げたい。
2国間交渉をしたいトランプ氏には、一方的な押し付けや、保護主義にならないよう説き続けるしかない。中国に対して経済面で対抗していくのも重要だ。
毎日新聞
北朝鮮めぐる日米首脳会談 試される非核化の構想力
北朝鮮の圧力を高める方針については、圧力の先にはどんな解決策があるのか。むしろ米朝間の高まる緊張感に懸念される。
中国へのけん制への意味もある「インド太平洋戦略」についての大切さも確認したが、必要以上に中国を刺激しないことだ。
米側は、日本との2国間の自由貿易協定(FTA)を望んでいるが、そもそも日米同盟は2国間にとどまらずアジア太平洋に自由をもたらすことに意義がある。
日本経済新聞
日米主導でアジア安定への道筋を
北朝鮮に対しては対話より圧力を選ぶことを確認できたことは大切。
2国間協議を好むトランプ氏が多国間の「自由で開かれたインド太平洋戦略」に理解を示したのは意味が大きい。
TPPは進めておき、米国がいつでも戻ってこれるように整えておきたい。国際協調は必要だと説き続けなばならない。
読売新聞
日米首脳会談 強固な同盟を対「北」で示した
北朝鮮については、一触即発な現状に懸念する。国連安全保障理事会で決まった制裁の実施を優先させるべき。防衛力を高めるため、米製の兵器を購入するのも高額だから、国民になっとくしてもらえるよう、適正な価格で買わなければならない。
首相とトランプ氏はゴルフを楽しんだりした。打ち解けた雰囲気も外交には必要だから野党の批判は的外れだ。
トランプ氏は拉致被害者とも面会した。送ったメッセージは心強いであろう。
貿易については、収支という結果を均等にしたいという考えは筋違いではないか。
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SWOT分析に繋げる時事
私個人としては、座間9人遺体の記事を見るたびに心に強い不快感を覚えます。
ツイッター社日本法人は、自殺の助長や扇動する投稿には削除要請する方針を決めました。
「会う」という行動を起こせるような「本音」がネットの至るところに転がっているのだということは、しっかりと理解をしておきたいところです。そしてここでいう本音とは、自殺願望ではなく「承認欲求」という、人間の本質的な部分ではないでしょうか。
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各社社説の参照先
朝日新聞 →社説トップページ
産経新聞 →社説トップページ
毎日新聞 →社説トップページ
日本経済新聞→社説トップページ
読売新聞 →社説トップページ
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